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院長コラム

11.喉(のど)の違和感・逆流性食道炎

喉(のど)の違和感・つまり感・ひっかかりの症状で来院されるかたが最近増えてきました。これは逆流性食道炎(胃食道逆流症)によることが多く、念のため胃カメラ(胃内視鏡)検査で喉頭癌や食道癌がないことを確認し、治療はプロトンポンプ阻害剤(PPI)やH2ブロッカーという胃酸を抑えるくすりが有効です。ちなみに症状があっても食道にはキズがない非びらん性胃食道逆流症が大部分です。

逆流性食道炎が増えてきたのは、ピロリ菌に感染していないひとが増えてきたこととも関係します。ピロリ菌がいないひとは胃酸が多いからです。

10年以上前は喉の違和感は咽喉頭異常症(ヒステリー球)とされ、漢方薬(半夏厚朴湯)がよく処方されましたが、最近はこのようなかたも大部分は逆流性食道炎によることがわかってきました。

にんにく・キムチ・酢などの香辛料や肥満も関係します。タバコ・アルコール・コーヒー・甘いもの・ジュースも影響します。タマネギ・柑橘類・カレー等により悪化する方も多いです。

薬は当初は毎朝1錠服薬しますが、症状の改善とともに具合の悪い時だけ服用するということもできます。